貸し手保護、借り手保護、バランスの取れた法律の必要性について

貸し手保護、借り手保護、バランスの取れた法律の必要性について

貸し手保護、借り手保護、バランスの取れた法律の必要性について

 普通に借りて返している普通の人は、借金と法律の関係を考える機会があまりないかもしれません。借金に関連する法律は、原則、貸し手に対して制限を加え、借り手の保護を目的にしているのがその理由になります。

 

 ところが、何かトラブルがあり、多重債務を抱えたり、返さなくなった場合に、「任意整理」、「特定調停」、「個人再生」、「自己破産」など、一気に法律が絡んできます。一時ほどではないしろ、過払い金回収のテレビコマーシャルがテレビで非常に放送されていたように、弁護士にとって、借金は確実に飯のタネになっているといえます。

 

 日本の自殺者は3万人と、先進国の中ではずば抜けて多いのですが、そのうちおよそ20%弱が経済的な理由が原因であるという統計があります。この数字が日本における借金と法律の関係の影の部分であるということは確かで、借金問題における法的手続きの存在が知られていなかったり、条件が厳しかったり、貸し手が保護される傾向の表れであると言われています。

 

 一方で、借金が個人の自由意思に基づく、契約であることを考えると、借り手ばかりが保護されるのもおかしな話であり、いわゆるグレー金利問題における最高裁判決などは、貸し手からすると闇討ちであり、かなり行き過ぎあるような気がします。

 

 借金と法律の関係性で言えば、返せないような借金を作らせないという予防的措置としての規制が望ましく、消費者金融における総量規制などは、良い方向性であると言えます。

 

 いずれにしても、貸し手保護と借り手保護のバランスの取れた法律が期待されます。


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